顧客に価値をもたらす「プロフェッショナル」とは

顧客に価値をもたらす「プロフェッショナル」とは

プロフェッショナルは、日本ではきちんと定義されていないそうです。

 

どちらかというと、下記のようにエキスパート(熟練者)やスペシャリスト(専門家)のように考えられています。

 

 1.ある分野について、専門的知識・技術を有していること、あるいは専門家のこと。
 2.そのことに対して厳しい姿勢で臨み、かつ、第三者がそれを認める行為を実行している人。

 

欧米では、プロフェッショナルとは、「ある学問的体系に裏付けられた高度な技能を、依頼人のために活用して問題解決を図る。同時にそれに伴う倫理観を持った人」と定義されている。

 

昨今、顧客である依頼人の利益を第一にする「顧客利益第一主義」が重要視されている。

 

といっても「倫理観」の問題として、クライアントの依頼が社会に反することもあり得る。

 

ここで「倫理観」というときには、「依頼人に対する倫理観」と、「社会に対する倫理観」の二つの意味がある。

 

そもそも、プロフェッショナルの語源は何か

 

プロフェッショナルは元々、「信仰を告白(Profess )する人」、即ち「聖職者」が語源だそうです。

 

このことからプロフェッショナルには二つの意味合いが含まれるようになったそうです。

 

①顧客の都合を理解し、顧客に対してバリュー(付加価値)を生み出せる人
②顧客や社会に対する倫理観に基づいた自己管理ができる人

 

 

私たちはよくある分野における専門的な知識と経験を豊富に持っている人のことを「○○のプロ」と呼んだりするが、これはスペシャリスト(専門家)である。

 

プロフェッショナルは、その専門性で評価される人達ではなく、あくまでも、その人の出したアウトプット(成果)が、顧客に対してどれほどのバリューを与えたかで評価される。

 

 

私は、現役時代ITメーカーに勤務しており、ソフトウエアの開発に従事していた。

 

そこで、異論があるかもしれませんが、あえて言わせて頂くと、パソコンやサーバなどは、どのメーカが造ってもさほど差別性の出る商品ではない。

 

メーカーが唱える差別化は、お客にとってたいした差別化になっていないことが多いのも事実です。

 

ソフトウエアも同じような状況である。

 

さすれば、どのようにして差別性を出せばよいか。

 

そのポイントは顧客が何を求めているかにある。

 

顧客が一番知りたいのは、「どのようなシステムを構築すると、どの業務をどのように変えることができるのか」という、自分の会社にとっての「個別具体的なソリューション」だろうと考えられる。

 

こうした個別の顧客ニーズに対して、問題解決能力がある者が、最も適切なソリューションを提供することができる。

 

その結果、製品が売れる。

 

従って、必要なのは差別性の有る商品よりも、問題解決能力を有する人材ということになる。

 

即ち、顧客にバリュー(付加価値)を生み出すことのできる本当の意味でのプロフェッショナル人材が必要になってくる。

 

あらためていうと、プロフェッショナルとは、専門的知識があり、努力を積み重ねた経験から生まれるある一定以上の智慧があり、この智慧を活かしてお客様にために価値を生み出せる人で、且つ、公的な倫理観を持った人のではないだろうか。