ジェームズ・アレン 『「原因」と「結果」の法則』

ジェームズ・アレン 『「原因」と「結果」の法則』

「原因」と「結果」の法則は、イギリスの作家、ジェームズ・アレンの自己啓発の書籍である。

 

ナポレオン・ヒルやデール・カーネギー、アール・ナイチンゲール、ノーマン・ヴィンセント・ピールなどに大きな影響を与えたとされる。
わずか90頁の書籍ですが、感動の書です!!

 

この、「原因」と「結果」の法則は、「心の法則」そのものであり、思いの持つ力、思いの持つ創造力、また、個々人を取り巻く環境がなぜ現れてくるのかを解き明かしています。

 

そして本書は、仏教の開祖である仏陀・釈尊が説く「縁起の理法」そのものでもあると感じました。

 

まず、最初に飛び込んでくるのが、次の言葉です。

 

 「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」

 

この思いとは、頭で考えたことではなく、心の中の思いのことを指しています。そこで、「人間は思いの主人」ということは、「人間は心の主人」であるということです。そして、その心の思いがその人の人格を創り(製作者)、その人の環境や運命を作り上げていく(設計者)ということです。

 

そして、いま現在の環境が自らの学びや成長のために最適な場所だといい、必要な学習を積んだら、次の環境がやってくると述べています。

 

また、アレン氏は、「心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。それは、それ自身がほんとうに愛しているもの、あるいは恐れているものを引き寄せるのです」と述べています。

 

これは、「心の法則」そのものです。「類は友を呼ぶ」にもある通り、「波長同通の法則」「引寄せの法則」でもあります。
良い思いは良い実を結び、悪い思いは悪い実を結びます。外側の世界である環境は、心という内側の世界に合わせて形づくられということです。

 

実は、本書では直接言葉として出てきていませんが、この心というのは、「潜在意識」のこを指しています。

 

環境を変えるための方法

 

環境を変えるための方法として、アレン氏はこの様に述べています。
「私たちは、自分の環境を直接はコントロールできないかしれません。でも、自分の思いは完璧にコントロールできます。よって、私たちは間接的に、しかし明らかに、自分の環境をコントロールすることができます。」

 

私たちは、環境が変われば自分も変われると思いがちです。そして環境を変えようともがきます。しかし、環境を変えることはできません。自分の思い(心)ならば変えることは可能です。

 

ここでは、思い(心)を変えることによって、実は環境を変えることは可能だといっています。

 

もっといえば、自らの未来は変えることができるということです。さらには、未来を手繰り寄せることができるということです。

 

大富豪はもちろんのこと、名経営者は自ら意識しているか否かは別にして、この思い(心)の力を使っていることは間違いないと思います。

 

もうひとつ注意すべき点として、アレン氏は、自らの目標達成に向かって挑戦している人にとって、現在の環境(失敗や挫折)は自らの試練として与えられているとして、その弱さ克服するまで何度も同じ状況が現れてくるといっています。

 

皆さまの参考になれば幸いです。


 

私が選んだ名言

 

人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である。

 

心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。それは、それ自身がほんとうに愛しているもの、あるいは恐れているものを引き寄せるのです。

 

あなたの環境は、あなた自身の心を映す万華鏡です。

 

思いと目標が結び付かないかぎり、価値ある物事の達成は不可能です。

 

個々の失敗は、それぞれが輝かしい未来に向けた新しい出発点にほかならないのです。

 

私たちの思いは、目標と勇敢に結びついたとき、創造のパワーになります。

 

夢は現実の苗木です。

 

人間が達成するあらゆる成功が努力の結果です。